- 2018.07.13 -
夏といえば海やプールなど、楽しい要素満載の季節ですが、そこに潜む紫外線や汗が髪へもたらす影響も見落としてはいけません。
そこで、今回は紫外線やプールが頭皮に与える影響についてご紹介いたします。夏本番を迎える前に、予防に役立てましょう。
夏は気温が上がり、紫外線により肌のダメージも大きくなる季節です。紫外線は肌に深く浸透し細胞にダメージを加え、シミなどの原因を作ってしまいます。
ですが、紫外線を1番多く浴びるのは、肌ではなく頭皮といわれています。
紫外線が髪の毛に当たると毛髪内部のメラニンを分解し、髪の毛の老化を招き、タンパク質を構成するシステインへの影響も避けられず、枝毛や切れ毛などの現象を引き起こす可能性があります。
海水に含まれる塩分は髪の毛を生成するケラチンを溶かし、必要な水分まで奪ってしまいます。
そうなると、結果的に髪のゴワゴワ感が増し、外部の刺激にも弱くなり、髪の毛だけではなく頭皮の水分も失われてしまいます。頭皮の乾燥は耐性を弱くし、血行状態にも影響します。
また、プールには雑菌を消毒するための塩素成分が含まれています。塩素は皮膚の皮脂成分を取り除く働きがあり、必要な皮脂が失われれば肌が乾燥し、フケやかゆみの原因にもつながりかねません。
頭皮は汗がたまりやすい場所です。特に夏は、大量の汗が頭皮に残ると頭皮全体が不衛生になり、細菌が繁殖してしまいます。汗による細菌は炎症やかゆみ、フケを引き起こし、頭皮循環を悪化させる要因の1つとなります。
汗によって頭皮が長時間蒸れてしまうと、毛根に皮脂が詰まって炎症を誘発し、そこからまたかゆみが生じ、さらに頭皮環境を悪化させる、という悪循環に陥ります。汗による蒸れを感じても安易に引っかくような事は避けるようにしましょう。
紫外線を頭皮に当てないことが最大の防止となるので、帽子をかぶったり、日傘をさしたりするだけでも有効です。ただし、帽子をかぶる際は締め付けすぎず、適度に通気性をキープできるものをチョイスするようにしましょう。つばが短く一方向のキャップだと十分な防止策にならないため、麦わら帽子のようにつばが広いものをおすすめします。
汗や蒸れによるダメージを軽減するには、肌に相性の良いシャンプーを使うことが効果的です。天然成分で弱酸性の肌にやさしいシャンプーは肌になじみやすく、デリケートな肌の女性にも便利に使えるためおすすめします。
髪に潤いとハリ、ツヤを取り戻す方法として知られるヘッドスパですが、より効果を発揮するために炭酸ヘッドスパで行うことがベストです。
炭酸ガスの粒子が毛穴まで浸透し、角質や汚れなどを除去してくれます。古い角質や頑固な皮脂汚れは、シャンプーできれいに洗い落とすことが難しいため、炭酸の強力パワーで頭皮の汚れを吹き飛ばしましょう。
オイルは頭皮の皮脂と相性が良いことから、頭皮ケアにも積極的に使われているアイテムの一つです。頭皮になじんだオイルが古い皮脂を浮き立たせ、きれいに落としてくれます。シャンプーより毛穴に入りやすく落としやすいため、オイルマッサージで頭皮をケアしましょう。
方法としては、500円玉くらいのオイル量を頭皮に塗布し、指の腹でマッサージするだけです。
痛くない程度の圧力で、全体に広がるように揉むようにしてください。
夏は紫外線に海、汗など頭皮にとって脅威となる要素がたくさん潜んでいます。
しかし、しっかり頭皮ケアをすれば夏場でも抜け毛リスクや髪へのダメージを軽減できるため、今回ご紹介した対策をぜひ取り入れて、健康的な頭皮環境を保つようにしましょう。
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